鍼灸師のバイブル・・・。

「これは何です?!」と来院した方が興味津々な一冊。

「素問(そもん)」「霊枢(れいすう)」「難経(なんぎょう)」
鍼灸(東洋医学)を学ぶには欠かせないです。

今に残る最も古い医書といわれていて
前漢〜後漢の時代にまとめられた医学知識の集大成ともいわれています。
それって、曹操・劉備の三国時代の前ですからね、すごいですよね。
もしかして、華佗もこれらを勉強したのかも?なんて考えると
ドキドキいたしますね♪
「黄帝(こうてい)」とその臣下「岐伯(ぎはく)」との
問答形式になっていて
「黄帝内経 素問・霊枢」とも呼ばれます。
陰陽の話しから、病理、生理、解剖
脈の話し、鍼灸の治療法や養生法などが載っています。

「難経(なんぎょう)」はこの両書をまとめたもの、
扁鵲(へんじゃく)という偉い先生が書いたもの、などの説があります。
が、扁鵲先生は実在されていたのでしょうか?
「史記」には名前がありますが、「伝説上の人」とも言われています。
さてさて、どうなのでしょう?

ちなみに中身は白文です。
こちらは有名な「難経六十九難」
全部で八十一難ありますです。
| ツボと、ちょっとだけ漢方、&本など。 | 09:02 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |

汗吐下(かんとげ)ってなんでしょう。

見たままではありますが
 *汗を出させる。
 *吐かせる。
 *下す。
この3つを「汗吐下(かんとげ)」と言ったりします。

で、終わってしまうとこのエントリは短すぎますんで(笑)
少しだけ「汗吐下」の続きを書いておきます。

漢方には治療原則(基本八法)というのがあるそうです。
 汗法:肌に居る「邪(寒気や熱、発疹など)」汗とともに取り去る。
 吐法:のどや胃にある「邪(食べたり飲んだりしたものなど)」を
    吐かせて出す。
 下法:体内(主に胃や腸)にある「邪(食べたり飲んだりしたものなど)」を下して出させる。
 和法:体内のバランスを整える。
 温法:寒邪(寒さ、冷たさ)からきた症状を改善する。
 清法:体内の熱を取り去る。
 消法:体内で凝り固まった物(気など)を取り去る。
 補法:不足した物を補う。 

「邪」は、想像しづらいかとも思いますが
カラダによくない影響を与える何かです
気温(暑さ・寒さ)もあるし食べ物・飲み物・気持ちの問題など色々ですね。 
基本八法は基本中の基本だそうで
更に病因や病期などなどによる「治法細則」といって
細かく細かく分類されていきます。

ややこしいな〜、と思ってまとめていましたが
良く考えると鍼灸でも、言葉は多少違うけど同じような過程を進んで
治療方針やツボを決めていますね。
鍼灸師以外の方から見たら、
ややこしや〜って思われてるかもしれませんね(笑)。

↓↓↓興味がありましたら
「葛根湯」が大活躍でした。  
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「葛根湯」が大活躍でした。

名前を知っている方も多いと思われる
「葛根湯(かっこんとう)」はじんましんだけでなく、風邪の初期や肩こりなど
実に応用範囲の広い漢方薬です。

じんましんへの「葛根湯」の使い方として
漢方診療医典にはこう記載されています。

「初期に一般的に用いられる。寒気や熱があり、赤く硬く腫れてあがって
痒みの強い場合によい。発表剤であるから一時却ってひどくなるような
こともあるが構わない。」(中略してます)
※発表というのは、
病邪(カラダの中の体調を崩させる何か)を体の表面から発散させること
です。
 発汗剤、解肌剤ともいわれるようです。
 私のカラダの熱(じんましんの赤みや痒み)を汗と一緒に
 出してくれたんでしょうねぇ。

今回の私にはこの文章の通りでしたが、
個人差(証や体格などの違い)もありますので、
興味のある方はお医者さまに相談してみてくださいね。
私もちゃんとお医者さんに処方していただいてます。

↓↓↓前段はこちらです。
「真夜中のじんましん。」 
| ツボと、ちょっとだけ漢方、&本など。 | 13:38 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |

レッドクリフに華佗の鍼?

レッドクリフ観たいですラブラブ
「三国志」にはまり時々読み返しては涙にくれていたけれど
「赤壁の戦い」がテーマとあっては何が何でも観たい一本ですね〜。

そんな中に「華佗」という神医が登場するんですが
当時から外科手術まで行ってしまうという数々の逸話の持ち主です。

古書にもありますが
華佗は鍼灸学にも長けており、
今も「華佗夾脊穴(かだきょうせきけつ)」
とその名が残っています。
(伝説上の人って話しもあるけれど、どうなんでしょうね?)
背骨の第1胸椎〜第5腰椎、
それぞれの背骨の両側5分(約1.5センチ)。

「胸夾脊」「腰夾脊」と分けて表示されることもありますね。

結核や喘息、また一切の慢性病を治す、といわれ
確かに効果の高いツボです。
全部で34穴もあるので症状に合わせて適宜選穴です。

噂によると映画の中で
華佗が曹操に鍼するシーンがあるらしく
どんな鍼なのか興味津々!!
長さとか太さとかどんな風に再現してあるのかな?って。

というのも、当時の鍼は「刺したる前に砥石で研ぎ…云々」
気絶するほどの痛みがあったらしいですが、
砥石で研げるだけの太さがあるのだから、痛いでしょうね汗

もたもたしてると、いつの間にか終わってしまってるんで
なんとか時間を作んなきゃ〜。
| ツボと、ちょっとだけ漢方、&本など。 | 13:09 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |

「そこ」には、ないでしょう。

前回、「継承」なん言葉を書いてしまったので・・・。
私が鍼灸の道に進みたいと思うきっかけは
O先生の治療を受けてから。
当時まだ中学生で、小児喘息に苦しんでおりましたよ。
夜中に母におんぶされて近所の病院へ駆け込むこともある位で
母子ともにかなりヘビーでした。

痛がりでびびり屋なんで、鍼はいやだったなあ。
でもO先生の治療は、子供ながら「いいねえ」と感じてた。
まず、身体に置かれる手がくすぐったくない。
触れ方が気持ちいい。
鍼が痛くない、いつ刺されたのか判らない、
いつも爆睡してました。
何回も治療を受けないうちに喘息は落ち着いてしまったけど、
いつか鍼灸師になったら教えを請いたいと
勝手に弟子になろうと決めていた。
残念なことに、O先生は私が鍼灸師になる前に身罷られてしまった。

O先生は、「経絡治療(けいらくちりょう)」の確立に
ご尽力された方だったので、書物はでているけど難解だ。
百冊を読むのも大事だけど、傍で治療を見せていただきたかった。
色々話しを伺いたかった。

高校生の頃、確か鍼灸の道に進みますという
報告をさせてもらった時だと記憶しているけれど
一言だけ鍼灸に関しての言葉を戴いた。

「ツボは 『そこ』 にはないよ。」

『そこ』とは教科書通りの場所、の意味だ。
だから、よくよく探しなさい。と。
探すのはグイグイ押して調べるのではなくて
手のひらで、指先で「ツボ」を感じなさい、という事。

以前ツボの話を書かせていただいたけど
ツボの現れている所は確かに周囲と違いがあり
教科書どおりともいかない。
大体はその辺だけど人によっても違う。
そしてツボには「向き」もある。
たった一言なのだけど
とても大事な事を教わったのだと思う。

継承とは全くいえないけど
O先生は心の師匠だ。
いつかO先生のような手の感触をもって
心地よい施術のできる治療家になりたいと思う。

せきねこ。
| ツボと、ちょっとだけ漢方、&本など。 | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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